ご縁を起点に、不動産と相続の不安をなくす――ライフアシストが目指す「一生のお付き合い」
ライフアシスト株式会社 代表取締役 都築 恒久氏
ライフアシスト株式会社は、不動産の売買・賃貸・管理を中心に、相続サポートやシェアオフィス運営などを手がける企業です。ブランドネームとして「ご縁不動産」を掲げ、契約を一度きりの取引で終わらせるのではなく、その後も続く関係づくりを大切にしています。本記事では、代表の都築恒久氏に、事業の強みや独立に至った背景、そして経営において譲れない想いなどについて詳しく伺いました。
目次
ご縁を大切にする、不動産と相続の身近な相談先
――現在の事業内容や特徴について教えてください。
当社では、不動産の売買・賃貸・管理を中心に事業を行っています。家を買いたい方、売りたい方への売買サポートはもちろん、賃貸物件を借りたい方、貸したいオーナー様への対応も行っています。オーナー様から物件をお預かりする管理業務も含め、不動産に関する幅広い相談に対応している点が特徴です。
また、相続サポートにも力を入れており、遺言書や遺産分割協議書の作成サポートなど、専門的な内容については司法書士や税理士、行政書士、弁護士などの士業の方々と連携しながら進めています。そのほか、現在は2店舗目の展開も進めており、シェアオフィス運営などにも取り組んでいます。
――御社ならではの強みはどのような点にありますか。
相続について本格的に取り組んでいる点は、当社の大きな強みです。私はNPO法人相続アドバイザー協議会で学び、そのなかで出会った仲間と一般社団法人相続サポート協会を立ち上げました。現在は相続アドバイザー協議会の常務理事も務めています。
ほかにも相続を扱っている不動産会社はありますが、当社の場合は単に業務の一つとして対応しているのではなく、長年学び続けながら専門家とのネットワークを築いてきました。不動産と相続は非常に関係が深く、将来の相続まで見据えた提案が必要になるケースも少なくありません。そうした複雑な課題に対して、専門家と連携しながら丁寧にサポートできる点が、当社らしさだと考えています。
契約後も続く関係が、新しいつながりを生む
――「ご縁不動産」について教えてください。
当社では、ブランドネームとして「ご縁不動産」を掲げています。これは、私自身が会社員時代に感じていた違和感から生まれた考え方です。
不動産業界では、契約が終わるとお客様との関係が切れてしまうことが少なくありません。しかし私は、買っていただいた方とも、借りていただいた方とも、一生お付き合いしたいと考えていました。一生付き合う相手だからこそ、誠実に向き合い、いい加減な仕事はしない――その考え方が、今の会社の土台になっています。
もちろん人間が関わる以上、失敗やトラブルがまったくないとは言えません。それでも根底には、「この方とは一生付き合う」という意識を持つことで、仕事への向き合い方は大きく変わると思っています。
――契約後のお客様との関係づくりで取り組んでいることはありますか。
契約後のお客様とランチをしたり、バーベキューや運動会、山登り、スキーなどのイベントを開催したりするなど、いわゆる「ご縁の会」のような形でお客様同士がつながる場をつくっています。
きっかけは、北海道から上京してきた女性のお客様の「会社と家の往復だけで出会いがない」という一言でした。それならば、契約だけで終わるのではなく、人とつながれる場をつくろうと思ったんです。
今では、お客様同士が仲良くなって、会社のイベント以外でもカラオケに行ったり、出かけたりすることがあります。不動産会社がきっかけで、人と人とのつながりが生まれていく――これが、当社が大切にしている価値そのものだと思っています。
また、当社では結婚相談所のような活動も少し行っています。シェアオフィスを利用した方が賃貸物件を借り、結婚し、家を買い、将来的には遺言書や相続の相談につながるかもしれません。だからこそ「結婚から相続まで」が、当社のキーワードになっています。人生の節目に寄り添いながら、長く関わっていける会社でありたいです。
「ありがとう」の一言が、不動産の道を決めた
――不動産業界に進まれたきっかけを教えてください。
新卒ではコンピューター関連の会社で営業をしていました。ただ、当時はお客様に本当に喜んでもらえている実感を持てなかったんです。もっと直接「ありがとう」と言っていただける仕事がしたいと思い、BtoCの仕事に興味を持つようになりました。
そこで不動産業界に飛び込み、最初のお客様と20件ほど物件を見て回りました。最後に契約してくださった際、「君のおかげでいい物件を買えたよ」と握手をしていただいたことが、今でも忘れられません。不動産の仕事は、こんなにも人に喜んでもらえるのかと感じ、この道を一生続けようと決めました。
一人ひとりの個性に合わせ、気持ちよく働ける組織へ
――組織運営で大切にしていることを教えてください。
自分が会社員時代に嫌だったことは、社員にはやらせないようにしています。飛び込み営業や電話営業は、私自身かなり苦労した経験があるため、当社では行っていません。
また、メンバーごとに性格や価値観が違うため、それぞれに合った接し方を意識しています。成長を求める人、認められたい人、収入を重視する人など、重きを置く部分は人それぞれです。叱る場面でも理由をきちんと伝え、本人の成長につながるよう心がけています。
――採用や育成で重視していることは何でしょうか。
重視しているのは、素直さと謙虚さ、そして「一緒に働きたい」と思える人かどうかです。スキルは入社後に身につければいいと考えているので、人柄を何より大切にしています。
当社は個性の強いメンバーが多い会社ですが、それぞれの違いを認め合える関係を大事にしています。また、社員旅行には家族も参加できるようにしており、家族ぐるみで交流できる環境づくりも特徴の一つです。
不動産と相続で困る人をなくすために
――経営において譲れない軸は何でしょうか。
「不動産と相続で困る人をなくしたい」という想いが、経営の軸になっています。不動産は金額が大きく、情報不足のまま判断してしまうと人生に大きな影響を与えることがあります。相続についても、準備不足によって家族間のトラブルにつながるケースは少なくありません。だからこそ、正しい情報を届け、困る前に支えられる存在でありたいと考えています。
――最後に、今後挑戦していきたいことを教えてください。
現在は社会福祉士の勉強をしており、将来的には認知能力が低下した方を支える後見に関わる分野にも関わりたいと考えています。また、民泊管理や海外投資など、新しい不動産分野への挑戦も進めています。
さらに、店舗展開にも力を入れていきたいです。「ライフアシストに来てよかった」と言ってくださるお客様をもっと増やすため、将来的には5店舗まで広げていきたいと考えています。