数字と現場感覚で広げる事業展開――ジェラフルが描くクレープと健康事業の未来
株式会社ジェラフル 代表取締役 吉田達二郎氏
株式会社ジェラフルは、クレープ&タピオカ専門店「GelaFru(ジェラフル)」を全国で展開する企業です。現在は約30店舗を運営し、商業施設を中心にフランチャイズ展開を進めています。さらに近年は、酸素ボックスを取り入れたパーソナル事業にも着手し、新たな成長領域を広げています。本記事では、代表取締役の吉田達二郎氏に、事業の強みや経営判断の軸、今後の展望について伺いました。
商業施設で培ったクレープ事業と新たなパーソナル事業
――現在の事業内容について教えてください。
現在は複数の事業を行っていますが、中心となっているのは飲食事業です。クレープ店を「GelaFru(ジェラフル)」という屋号で展開しており、全国で店舗を運営しています。
もう一つ力を入れているのがパーソナル事業です。こちらは立ち上げたばかりですが、東京都内に4店舗ほど展開しています。今後はクレープ事業と同じように、店舗を増やしていきたいと考えています。
――事業の特徴や強みはどのような点にありますか。
クレープ事業では、私自身が23年前にクレープ店を立ち上げ、10年以上現場に入ってきた経験があります。その中で、クレープ店として安定して運営していくには立地が非常に重要だと実感しました。
特に商業施設のフードコートや物販エリアなどに出店することで、安定した店舗展開につながると考えています。全国のフランチャイズオーナー様を募集し、商業施設の空き区画や元クレープ店の跡地などで展開できる点が、当社の強みです。
パーソナル事業では、各ジムに酸素ボックスを取り入れていることが特徴です。運動前に酸素ボックスに入ることで、脂肪燃焼効果が高まる点に着目しました。トレーナーによってサービス品質に差が出やすい業態だからこそ、酸素ボックスを活用することで、一定の効果を提供しやすくなると考えています。
「社長の仲間」を増やすフランチャイズ展開
――理念やビジョンには、どのような思いが込められていますか。
自分自身が現場に立ちながら店舗を運営していた頃、プレイングマネージャーとしてできる範囲には限界があると感じました。自分一人で見られるのは、4店舗、5店舗くらいが限界だったんです。
そこで、自分と同じように考えに共感してくれるオーナー様、いわば「社長の仲間」をつくっていけば、もっと展開できるのではないかと考えました。フランチャイズ展開は、単に店舗を増やすだけでなく、共感してくれる経営者を増やしていく取り組みでもあります。
――経営判断の軸になっているものは何でしょうか。
最終的に判断しなければならない場面では、やはり数字の分析から入ります。店舗を展開するうえでは、数字が命だと考えています。
他社の状況や近隣店舗の売上、マーケットの情報などを見ながら、この場所であれば当社のクレープビジネスに合うのではないかと判断します。パーソナル事業でも、立地や商圏の情報など、数字をもとに判断しています。
日々の対話と前向きなマインドを大切に
――社内のコミュニケーションで大事にしていることは何ですか。
当社には、全国を飛び回るスタッフも多くいます。そのため、オンラインでのミーティングができるようになったことは非常に大きいです。
部門の責任者とは、毎日のように10分から30分ほどミーティングをしています。大阪、名古屋、東京など離れた場所にいても、こうしたツールを使って日々コミュニケーションを取れることは大切だと思います。
――採用や育成で「一緒に働きたい」と感じるポイントはありますか。
やはり思考やマインドです。考え方がプラスに向いている人と一緒に、会社をどんどん大きくしていきたいと思っています。
国内100店舗、そして海外展開へ
――今後取り組みたい展開について教えてください。
まずクレープ事業については、国内100店舗を目指しています。加えて、海外展開についてもいろいろなお話をいただいているため、今後は進めていきたいと考えています。
パーソナル事業については、まずしっかりと土台を固めることが重要です。そのうえで、酸素ボックスの認知をさらに高め、将来的には全国展開を目指していきます。
――現在向き合っている課題はありますか。
一番は人材の採用です。人手不足と言われる中で、会社のイメージをもっとオープンにしていく必要があると考えています。
大企業であればタレントを起用してイメージを発信できますが、中小企業ではなかなかそうはいきません。だからこそ、代表である私自身がもっとマスメディアに出ていき、株式会社ジェラフルがどのような会社で、どのような環境で、どのような取り組みをしているのかを発信していきたいです。
真面目に取り組む姿勢を貫く
――経営の中で、これだけは譲れないという思いはありますか。
私自身、ずっと現場にいた人間として、真面目に取り組んでいれば必ず誰かが見ていてくれると思っています。だからこそ、自分の信念を貫き、真面目に取り組んでいきたいです。
経営が長くなったり、経験が増えたりすると、どこかで手を抜いたり妥協したりすることもあるかもしれません。そうならないように、常に自分自身に「ちゃんと真面目にやっているか」と問いかけていきたいです。
――お休みの日など、リフレッシュの仕方を教えてください。
経営者の方は皆さんそうかもしれませんが、休みはほとんどありません。私自身、趣味が仕事なんです。
朝は5時に会社へ来て、隣にあるパーソナルジムで5時から7時まで、約2時間トレーニングをしています。その後、7時頃から仕事に入ります。サービス業なので、土日祝日やゴールデンウィークこそ現場は忙しくなります。そんな時に自分だけ休むというより、みんなと一緒に戦っていきたいという気持ちがあります。