人生を探求し続ける――誰もが輝ける社会の実現に向けたLife Labの挑戦

株式会社Life Lab 代表取締役 志賀香織氏

キャリア事業や整体事業を軸に、人の生き方そのものに向き合う事業を展開する株式会社Life Lab。代表の志賀香織氏は、自身の経験をもとに「どう生きるか」という問いを出発点に、多様な事業を手がけています。現在はキャリア事業に加え、整体サロンの運営や営業支援など、領域を広げながら挑戦を続けています。本記事では、事業の背景や経営観、今後の展望について伺いました。

人生に向き合うキャリア事業と整体サロン

――現在の事業内容について教えてください。

当社は大きく3つの事業を展開しています。1つ目はキャリア事業です。もともと人材業界で営業をしていた経験から、転職相談のような形で個人の支援を始めました。ただ、現在は何の職業に就きたいかではなく、その手前の「どうキャリアをつくるか」「どう生きていくか」といった部分に重きを置いています。ワークショップの開催や、個々人に合った働き方の選択肢を一緒に考える支援を行っています。ご縁のある範囲で仕事をつなぐこともありますが、あくまで人生設計の伴走が中心です。

2つ目は整体事業です。自身がハードワークを続けてきた経験から、健康の重要性を強く実感しました。働くうえで身体が資本であるという考えのもと、健康を支える場として整体サロンを立ち上げました。仕事に限らず、家事や育児など日々忙しく過ごす方々のコンディションを整える支援をしたいと考えています。

3つ目は営業支援や事業立ち上げ支援です。プロジェクトマネジメントのような役割で、チームづくりや進行管理を担うことが多く、必要に応じて企業の立ち上げフェーズに関わっています。

――事業の軸となる考え方について教えてください。

社名の「Life Lab」には「人生を探求する」という意味を込めています。自分自身、25歳のときに初めて人生について深く考えました。それ以降、自分がどう生きたいかに向き合い続けています。独立後は特に、自分の意思がすべての起点になります。人生は固定されたものではなく、探求し続けるものだという実感があり、その想いをそのまま社名にしました。

独立の原点と経営の価値観

――起業に至った経緯を教えてください。

新卒でリクルートに入り、営業として働いていましたが、会社員としての働き方にどこか違和感を持っていました。幼少期に自営業の祖父の姿を見ていたこともあり、さまざまな働き方があることを意識していたのだと思います。25歳のときに改めて自分の将来を考え、多くの先輩や経営者の方に話を聞く中で、「どう生きたいか」を軸に考えるようになりました。

その結果、「自分で稼ぐ力をつければ理想に近づけるのではないか」と考え、独立を決意しました。やりたい事業が明確にあったわけではありませんが、経営者の方から学びながら準備を進め、現在に至ります。

――経営判断の軸となる価値観は何でしょうか。

基本は「三方よし」です。自分自身にとって価値があり、関わるメンバーが自己実現できること、お客様や取引先に喜んでもらえること、そして社会や地域への貢献に繋がっていること。この3つが揃うかどうかを大切にしています。

また、「人に喜んでもらう仕事をする」という点は特に重視しています。一時的な利益のために誰かが傷つくような選択はしないようにしています。それが結果として、健全な成長につながると考えています。

主体性を引き出す組織づくり

――組織運営で大切にしていることを教えてください。

トップダウンで指示を出すのではなく、メンバー一人ひとりがどうしたいかを重視しています。それぞれの人生や価値観がある中で、一緒に働く以上は仕事だけでなく、その人自身の方向性も理解したいと考えています。

そのうえで、「どうしたら達成できるか」を問いかけることを意識しています。自分自身もまだ成長途中であり、絶対的な正解を持っているわけではありません。だからこそ、チームで考え、つくり上げていく環境を大切にしています。

――コミュニケーションで意識していることは何でしょうか。

まずは量を重視しています。特に関係性が浅い段階では、お互いを知るためのコミュニケーションが重要です。対面の機会も大切にしながら、頻度を確保することを意識しています。

また、相談しやすい雰囲気づくりも大事にしています。心に余裕のある状態を保ち、安心して話せる関係性を築くことを心がけています。

――どのような人材と一緒に働きたいと考えていますか。

素直で向上心があり、誠実な人です。自ら学び、成長しようとする姿勢がある方は一緒に働きたいと感じます。逆に、嘘をついたりごまかしたりする姿勢は信頼関係を築きにくいです。

「結果が出るまでやり続ける」という覚悟

――これまでで印象に残っている経験を教えてください。

独立初期に、ある経営者の方から「結果が出るまでやり続けることが大切だ」と言われたことが強く印象に残っています。当時は「3年で結果が出なければやめる」と考えていましたが、その考えでは結果は出ないと言われ、大きな衝撃を受けました。

それ以降は、「結果が出るまでやり続ける」という姿勢に変わりました。この考え方が現在の事業にも大きく影響しています。

広がる事業領域とこれからの挑戦

――今後の展望について教えてください。

直近では美容分野への展開として、脱毛事業にフランチャイズで参入する予定です。健康と美容は長く生きるうえで欠かせない要素であり、これまでの事業とも親和性があると考えています。

また、子どもや教育の分野にも関心があります。出産を経験し、子育てをしている今だからこそ、次の世代への価値提供について考えるようになりました。地域の子どもや子育て世代に対して、自分にできることを模索している段階です。

――今後の課題についてはどのように捉えていますか。

現在は、自分自身のビジョンをより明確にすることが課題です。方向性が定まれば、そこに向けたプロセス設計や実行には自信があります。そのため、今は思考の時間を増やし、読書や経営者との対話を通じてインプットを重ねています。

これからも、自分自身の軸と向き合いながら、社会や地域に対して価値を届けられる事業づくりを続けていきたいと考えています。 

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