AIと人間の魅力をブレンドし、映像制作の新たなクリエイティブを切り拓く

株式会社スムージースタジオ 代表取締役 高橋 大河氏

空想が現実の映像として立ち上がる――。生成AIの爆発的な進化によって、クリエイティブの常識が今、塗り替えられようとしています。その最前線で「AIで世界中の今をスムーズに」というミッションを掲げ、ハイクオリティな映像制作に特化した新進気鋭のスタートアップが、株式会社スムージースタジオです。 同社を率いるのは、大学在学中に卓越した仲間たちとともに法人を立ち上げた高橋大河氏。 今回は、急速に変化するAI業界における同社ならではの強み、組織運営においてフラットなコミュニケーションを徹底する理由、そしてこれからの未来を担う経営者やクリエイターたちへのメッセージを伺いました。

AIを「究極のツール」として

――現在の事業内容や強みについて教えてください。

私たちは、生成AIを活用した最先端の映像制作を行っている会社です。手がけているジャンルは非常に幅広く、Web広告やテレビCMをはじめとした広告媒体の動画から、大規模なリアルイベントの背景演出映像、企業のブランディング動画、映画の一部シーンにいたるまで多種多様です。過去には、東京ドームで開催されるような大規模イベントの巨大ビジョンに映し出される背景映像なども制作させていただきました。

昨今、生成AIを活用した映像制作という言葉自体は一般的になりつつありますが、私たちは単に「AI任せ」で自動生成された映像を出す会社ではありません。AIをあくまで強力な「ツール」として位置づけ、そこにプロフェッショナルな人間の手によるレタッチ、編集、エフェクトの追加、クオリティチェックを徹底的に重ねています。

世間一般の生成AIのイメージですと、短時間で「7割〜8割のクオリティ」のものを大量に作ることが得意だと思われがちです。しかし、私たちの強みは、その7、8割のベースから、人間のクリエイターの技術によって「10割(プロの品質)」まで確実にクオリティを引き上げる体制が整っている点にあります。この「プロフェッショナルの品質担保」と「AIのスピード」の融合こそが、他社との大きな差別化であり、私たちの企業価値であると自負しています。映像制作は本来、企画から撮影・編集まで数カ月かかることも珍しくありません。しかし私たちは生成AIを活用することで、圧倒的な短納期を実現しています。制作や意思決定をスムーズに進めることで、クライアントにスピードとコスト面の価値を提供できるのが強みです。

また社名には、AIとクリエイターそれぞれの個性や才能が混ざり合い、一つの映像作品として結実してほしいという想いも込めています。よく飲食店と間違えられますが、その親しみやすさも含めて気に入っています。

尖ったスキルを持つ最高のチームで起業

――経営者になられた経緯を教えてください。

起業は「絶対に会社を作りたい」という野心からではなく、必要に迫られて2週間ほどで法人を立ち上げたのが始まりです。

大学時代、AIを活用したゲーム開発イベントにてチームが受賞した際、「このメンバーなら世の中に通用する事業が作れる」と確信しました。そこで、才能ある仲間たちが活躍できる“箱”として会社を設立したのです。

その後、事業はゲーム開発から映像制作へと方向転換しましたが、起業の原点は今も変わらず「人」です。異なる強みを持つメンバーが互いを補い合う、強いチーム力が会社の基盤になっています。

――仕事をする上で大切にしている価値観は何でしょうか。

物事を判断するときは、常に「定数部分」と「変数部分」を明確に切り分けて考えるようにしています。 日常の固定観念や当たり前だと思われている事象を細かく再分解し、「どこが自分たちの影響を及ぼして変えられる変数なのか」を見極める。そして、その変数を動かせる幅を最大化し、どの選択をとるのが会社やクライアントにとって最も合理的で最適なのかを導き出します。主観的な感情に流されず、この変数部分の最大値をロジカルに追求することが、私の経営判断の軸になっています。

オンラインでも詰まらない組織設計

――組織運営で意識していることを教えてください。

当社はリモートワーク中心で、オフィスは週2回のみ開放、出社も自由です。そのため、オンライン特有のコミュニケーション課題を解消する仕組みづくりを重視しています。

立場や年次に関係なく、誰でも気軽に発言・相談できるフラットな文化を大切にしています。インターン生であっても、遠慮せず社内の誰にでもメンションし、意見や相談を伝えられる環境づくりを意識しています。

また、テキストだけでは伝わりにくい熱量や感情、文脈的な情報を補うため、15分程度の短い音声ミーティングを頻繁に実施。小さな相談を素早く解決することで、業務をスムーズに進めています。私自身も積極的に参加し、メンバーと同じ目線で対話することを心がけています。

――社員に求める姿勢はどのようなものですか。

採用で最も重視しているのは、スキルや経歴ではなく「素直さ」を中心とした人間性です。誠実なコミュニケーションが取れない方は採用しません。

オンライン中心の組織では、お互いを信頼し尊重できる関係性が不可欠です。そのため面接では、ミスをした際の対応などを通じて、他責にせず当事者意識を持って行動できるか、本音で向き合えるかを重視して見ています。

AI時代だからこそ「人」の価値が問われる

――今後の展望や挑戦したいことを教えてください。

今後はより多彩な映像制作に挑戦し、クリエイティブの幅を広げながら、「AIを活用した高品質な映像制作会社といえばスムージースタジオ」と真っ先に想起されるブランドを目指しています。AIを駆使し、まだ誰も見たことのない表現を生み出し続けることが私たちの原動力です。

最近は展示会やWebサイト、SNS経由の問い合わせに加え、同業他社からのAI制作依頼も増えています。今後はブランディングをさらに強化し、競争が激化する中でも、大量生産ではなくクオリティファーストを貫いていきます。

インドアの流儀、そして困難を打破する「使命感」

――仕事以外でのリフレッシュ方法を教えてください。

休日のリフレッシュといえば、何をおいても「睡眠」ですね。平日は6〜7時間ほどですが、本当は毎日10時間くらい寝たいほど睡眠が大好きです。 それから、私は究極のインドア派でもあります。最近は家の中に大きなダーツボードを設置して、もっぱら自宅でダーツを投げています。家の中で遊ぶことに関してはプロフェッショナルだと自負していて、ダーツのほかにもパズルや謎解き、カードゲームやボードゲームなど、家から一歩も出ずに、時には友人を招いてエンターテインメントに溢れた環境で過ごす時間が最高のリフレッシュになっています。

――最後に経営の中で困難に直面したときの乗り越え方についてお伺いできますか。

大学時代に手探りで始めて以来、ここまでの道のりは困難の連続でした。それでも走り続けられたのは、自分の中に強い使命感があるからです。

経営者として大切にしているのは、どんな状況でも負の感情を周囲に持ち込まず、感情と課題を切り離して考えること。問題は行動と結果で乗り越えるしかありません。

Contact usお問い合わせ

    お問い合わせ内容
    氏名
    会社名

    ※会社・組織に属さない方は「個人」とお書きくだい

    役職

    ※会社・組織に属さない方は「一般」をお選びください

    メールアドレス
    電話番号
    どこでお知りになりましたか?
    お問い合わせ内容

    プライバシーポリシーに同意して内容を送信してください。