一人ひとりに寄り添うWeb支援で、働き方の選択肢も広げる――株式会社アレリスグロウが目指す未来

株式会社アレリスグロウ 代表 和田 歩未氏

子育てをしながら働きたい――そんな自身の思いをきっかけに在宅ワークを始め、ライターとしての活動からWeb制作、SNS運用支援へと事業の幅を広げてきた株式会社アレリスグロウ代表の和田歩未氏。現在はWebデザインを中心に、事業者それぞれの課題に寄り添ったサポートを行っています。また、在宅で働きたい女性を支援するコミュニティづくりにも取り組み、一人ひとりが自分らしい働き方を選べる環境づくりを目指しています。今回は、事業への想いやこれまでの歩み、今後の展望について伺いました。

お客様の困りごとに寄り添う柔軟なWeb支援

――現在の事業内容について教えてください。

もともとは13年ほど前、出産を機に会社員を辞めたことが始まりでした。当時は専業主婦として過ごすつもりでしたが、在宅ワークを知り、少しずつWebライターとして仕事を始めたんです。

その後、ご縁をいただきながらオンラインでディレクション業務や事務サポート、Web制作、SNS運用などにも携わるようになりました。現在はWebデザインを中心に、ホームページ制作やリニューアル、SNS運用のお手伝いなど、事業をされている方の「困った」を解決するお仕事をしています。

最近は「ホームページを作ってほしい」というご相談から始まり、「SNSも相談したい」「集客についても一緒に考えてほしい」とご依頼が広がることも多く、一つのサービスだけではなく、お客様に必要な支援を柔軟に提供しています。

――どのようなお客様が多いのでしょうか。

業種は本当にさまざまですが、小規模事業者や個人事業主の方からのご相談が多いですね。特にサロンをはじめとした女性向けサービスや、小規模事業者のサイト制作は得意分野です。

「SNSだけで集客してきたけれどホームページも作りたい」「事業を始めたので自分のサイトを持ちたい」といったご相談をいただくことが多く、Webに詳しくない方から「何から始めればいいか分からない」と相談されるケースも少なくありません。そうした漠然とした悩みも含めて、一緒に整理しながら進めています。

ライターからWeb制作へ、経験を積み重ねて広がった可能性

――現在のお仕事につながるきっかけを教えてください。

最初は本当にライティングのお仕事を細々と続けていただけでした。子どもが幼稚園に入ったらパートに出るのかな、というくらいの気持ちで働いていたんです。

転機になったのは2020年頃ですね。知り合いの企業から「WordPressを触ってほしい」と声を掛けていただきました。その仕事を通じてAdobeのソフトを使わせてもらったり、新しい経験を積ませてもらったりしながら報酬もいただける環境がありました。

その会社で働く方々の姿を見て、「自分ももっとできるかもしれない」と思えたことが大きかったですね。それまでは依頼が来たものを受けるだけでしたが、自分からサービスとして打ち出してみようと考え始めたのも、その頃からでした。

――Web制作はどのように習得されたのでしょうか。

もともと中学生の頃からパソコンが好きだったんです。当時は無料サーバーを借りてHTMLを調べながらホームページを作って遊んでいました。

もちろん仕事として学んできたわけではありませんが、パソコンに触ることへの抵抗はありませんでした。実際の仕事では、教えていただいたことを一つひとつ調べながら覚えていきました。経験を積み重ねながら、少しずつできることを増やしてきたという感覚ですね。

柔軟な対応力と、寄り添う姿勢が最大の強み

――他社にはない強みを教えてください。

大手の制作会社と同じ土俵で勝負しようとは考えていません。

クラウドソーシングサービスのランサーズで長く活動してきたこともあり、「ホームページを作ってほしい」「何をどう進めればいいか分からない」といったご相談をいただくことが多いんです。

私はあらかじめ決められたプランを提供するというより、お客様ごとに必要なものを一緒に組み立てていくスタイルです。「ホームページもLPも名刺も必要」と言われれば、その内容に合わせて柔軟に対応できます。大きな制作会社とは異なり、お客様との距離が近く、状況に合わせて柔軟に支援内容を組み立てられることが強みだと思っています。

――経営で大切にしている考え方を教えてください。

一番大切にしているのは、お客様の想いをできるだけ汲み取ることです。

もちろん、「こうしたほうが良くなりますよ」という提案はしますが、自分の考えを押し付けたいわけではありません。お客様にはそれぞれ目指したい形があります。その想いに寄り添いながら、一緒に形にしていくことを大切にしています。

在宅で働く仲間とともに、新しい仕組みづくりへ

――今後の展望について教えてください。

単純に会社の規模を大きくするというより、お客様への支援の質を保ちながら、自分が担う仕事と仲間に任せる仕事を整理できる体制を作っていきたいと思っています。

現在はほとんどの業務を自分で担当していますが、在宅で働きたい方が集まるコミュニティも始めています。ライティングは比較的お願いできる体制が整ってきましたが、デザインやSNS運用なども安心して任せられる仕組みを作っていきたいですね。

そうすることで、お客様への支援の幅も広がりますし、在宅で働きたい方へ仕事を届けられる循環も生まれると思っています。

今の課題は、日々の業務に追われて未来を考える時間がなかなか取れないことです。だからこそ、余裕を持って事業を考えられる体制づくりを進めていきたいですね。

自分に合った働き方を選べる女性を増やしたい

――休日の過ごし方を教えてください。

中学生の頃から吹奏楽部でフルートを続けていて、高校時代のOB会でも演奏を続けています。年に一度の演奏会もありますし、忙しい時期は毎週練習しています。

また、子どもが3人いるので、サッカーの応援や習い事の送迎などで週末はあっという間ですね。仕事をすることもありますが、家族との時間と趣味の時間を大切にしながら過ごしています。

――最後に、今後目指したい社会について教えてください。

私自身、子育てをしながら外で働くことに不安を感じて会社員を辞めました。その後、在宅で仕事を続けられたことで、子どもの夏休みや家庭の事情にも柔軟に対応できる働き方を実現できました。

だからといって、全ての方に在宅ワークやフリーランスを勧めたいわけではありません。人によって向いている働き方は違います。

一人でも多くの女性が、自分にとって一番心地よい働き方を見つけられるよう、その選択肢を広げるお手伝いをしていきたいと思っています。そして、お客様にも、一緒に働く方にも寄り添いながら、誰もが自分らしく働ける環境づくりをこれからも続けていきます。

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