「BtoB中立型マッチングで企業の“本音”に寄り添う――日々是前進を掲げる若き経営者の挑戦」
株式会社Agent Sun 代表取締役 原太陽氏
営業・パートナー構築領域におけるBtoB中立型マッチング仲介サービスを展開する株式会社Agent Sun。創業から一年余りながら、九州や首都圏など幅広いエリアで、企業の“本音”にアプローチし、高い成約率を生み出す独自のモデルを構築しています。「日々是前進」を理念に掲げ、常に1センチでも1ミリでも前へ──そんな原太陽代表のキャリア、組織づくり、そして未来への思いに迫りました。
目次
企業の本音を拾い、中立の立場で課題に寄り添う現在地
――現在の事業内容や特徴について教えてください。
当社は「BtoB中立型マッチング仲介」を中心に、営業支援を行っています。サービスを探している企業(買い手)と、サービスを拡販したい企業(売り手)の双方から本音の情報を収集し、最適な商談をセッティングするのが役割です。無料で相談いただけるため、買い手側の企業様は“売り込まれない安心感”のもと、本質的な課題を話してくださいます。その情報をきちんと整理し、売り手側企業にも適宜開示した上でご縁や商談をつなぐため、成約率が高まりやすいのが大きな強みです。
上場企業様の担当者様や、従業員50名以下の経営層の方々との接点も多く、人脈の紹介・リファラル、アウトバウンドマーケティングなどに特に強みを持ち、様々な開拓が可能な点もご好評頂いております。
ルート営業企業から新規開拓営業企業へ──その後の独立を決めた原点とキャリアの変化
――経営者になられた経緯を教えてください。
新卒で金融機関に入社し、住宅ローンなどの審査・販売、ライフプランニング等をしていました。良い会社でしたが、この働き方だけで市場価値が高まるのかという不安が常にありました。そこで“評価される営業力とは何か”を考え、新規開拓の経験を積むべくリクルートへ転職しました。
その後コロナ禍で強制的にリモートワークになったことで、働き方そのものを見直すようになりました。正社員である以上、働く場所も時間も給料の上がり幅も制約がある。転職という選択肢が自分にはもうないと感じたとき、残された道が「独立」でした。ご縁で案件をいただいたこともあり、フリーランスを経て会社設立に至りました。
――キャリアの中で印象に残っている経験はありますか。
20代で数百万円規模の自己投資をしてきたことです。メンタルトレーニングや起業塾など、周囲からは無駄に見える投資もあったかもしれませんが、その積み重ねが今の私を支えています。経営では“許すこと”“構えること”が不可欠で、その器を広げてくれたのはまさに自己投資でした。
小さな組織だからこそ「対等であること」を徹底する
――組織運営で意識していることを教えてください。
現在は5〜6名の小さな組織ですが、意識しているのは“対等であること”です。指示するのではなく、「こうしたいと思うけれど、どう思いますか?」と基本意見を求めるようにしています。逆に、メンバーからの提案には基本肯定から入り、懸念があればフラットに意見を交わします。肩書きに関係なく、同じ目線で議論できる関係性が、主体性を生むと考えています。
M&Aも見据えた2期目の挑戦──属人化をなくし、新規事業にも踏み出す
――今後の展望や挑戦したいことを教えてください。
2期目のテーマは「属人化の解消」と「営業利益の拡大」です。将来的にM&Aも1つの選択肢として見据えているため、代表である私がいなくても回る仕組みづくりは必須です。マニュアル整備やパートナー拡大、展示会出展など、認知拡大と再現性の構築を同時並行で進めています。
事業を行う上でゴール設定というのは一定重要かと思いますが、最近特に感じているのは、自分のバトンを、全く同じ形でなくとも、どなたかに渡していくことの重要性です。
年齢問わず、昔から知っている方、新しく出会う方、様々な方とお話する中で、「自分もそんな時期があったな」と僭越ながら共感させて頂くこともありますし、「自分の先を明確に走ってらっしゃるな」と感じさせて頂く方もいらっしゃいます。
まずは自身の挑戦に集中し、ご縁やタイミングによってはバトンを渡し、逆にバトンを取りにいかせて頂く、そんな中で自身の影響範囲の幅や大きさって、また拡がっていくのではないか?と感じております。
また、中長期的には「Agent Sun Academy」や、新規事業開発支援、OEMあるいはFC展開等にも力を入れていきます。在宅リモートワークを必要としている方や、営業でポテンシャルをお持ちなのになぜか他職種より評価が低くなっていると感じる方、そんな方々のお力になりたいとの思いで、日々活動しているからです。
特に、OEMあるいはFC展開等については、BtoBの中立型マッチングをはじめとする、私共として実現したい世界観を、前段で申し上げたような人々や企業と一緒に、世の中に波及していける文脈などで、とてもワクワクしております。そして、0→1のフェーズが好きなタイプなので、着想から事業化まで伴走し、挑戦したい個人や企業を支えられる存在になりたいと考えています。
サウナとスポーツで頭をリセット。30代は“花開かせる時期”
――仕事以外でのリフレッシュ方法を教えてください。
最近は子育てで頻度は減りましたが、サウナは大好きです。友人とプライベートや仕事の話をしながら整う時間が、良いリセットになっています。もともとバスケットボールや野球など球技も好きで、誘われればすぐ行きたいタイプです。また、幼い頃から囲碁をしていて四段なのですが、戦略を考える感覚が経営に通じており、今思えば良いトレーニングだったと感じます。
30代は、20代で積んできた自己投資を“花開かせる時期”だと思っています。年齢に関係なく、今困っている人に寄り添い、その人が求める支援をフラットに届けられる人間でありたい――そんな思いを大切にしています。