人生の転機に寄り添い続けて26年。国際結婚とコーチングで人と組織の可能性を引き出す
SOLVIRA合同会社 代表 左部良子氏
SOLVIRA合同会社は、長年培ってきた結婚相談業の経験を基盤に、コーチング事業や企業向け研修を展開しています。代表の左部良子氏は、26年以上にわたり人の人生の転機に寄り添い続ける中で、一人ひとりが自ら考え行動することの大切さを実感してきました。現在は結婚相談業と「さとりの窓コーチング」を軸に、個人だけでなく企業や経営者の支援にも取り組んでいます。本記事では、事業への想いやこれまでの歩み、今後の展望について伺いました。
人の人生に寄り添う結婚相談業とコーチング事業
――現在の事業内容について教えてください。
私は26年間にわたり結婚相談業を運営してきました。この仕事のやりがいは、人生の大きな転機である結婚を通じて、人の未来が変わる瞬間に立ち会えることです。出会いに恵まれなかった方や一歩を踏み出せずにいた方がパートナーと出会い、新しい人生を歩み始める姿を見るたびに、この仕事の価値を実感しています。
現在は結婚相談業に加え、「さとりの窓コーチング」にも力を入れています。人は他人のことはよく見えても、自分自身の強みや可能性には気づきにくいものです。そのため、一人ひとりの強みに着目し、自ら考え行動できる状態へ導く支援を行っています。
――事業の強みはどのような点にありますか。
長年の結婚相談業で培った「人の心を理解する力」と、コーチングの専門的なスキルを組み合わせている点です。
私はICF国際コーチング連盟のPCC資格を取得し、本格的にコーチングを学んできました。単に答えを与えるのではなく、その人自身が考え、自ら行動を選択できるよう支援することを大切にしています。
結婚相談業からコーチング事業へ
――会社設立の経緯を教えてください。
結婚相談業では、会員の方の悩みや目標に向き合う中で、コーチングやカウンセリングを活用してまいりました。その過程で、コーチングが思考整理や目標達成に非常に有効であることを実感し、より専門的に学びを深めるようになったんです。
その後、個人への支援にとどまらず、より多くの方や組織の成長に貢献したいと考え、合同会社TPCPを設立いたしました。法人化によって企業研修にも展開し、継続的な支援をお届けできる体制を整えたいという思いがありました。
――経営者支援に取り組むようになった理由は何でしょうか。
以前勤務していた結婚相談業の企業で、創業者から2代目へ事業承継が行われる場面に立ち会う機会がありました。創業者と後継者では経験や立場が異なるため、経営判断に悩まれる姿を目の当たりにしたんです。
その経験を通じて、経営者自身が自らの強みや進む方向性を整理することの重要性を実感いたしました。経営者は常に判断を求められる立場です。だからこそ、コーチングによって思考を整理し、ご自身らしい経営ができるようお手伝いしたいと考えています。
主体性を引き出す組織づくり
――経営で大切にしている価値観を教えてください。
私が大切にしているのは、人の役に立ち、社会に貢献することです。
結婚相談業もコーチング事業も、人の人生に深く関わる仕事です。目の前の方にとって本当にプラスになる支援を行い、その人の可能性を広げる存在でありたいと考えています。
――組織運営や人材育成で意識していることはありますか。
主体性を引き出すことです。上司が答えを与えるのではなく、問いかけを通じて自ら考える力を育むことを大切にしています。
会社員時代、「言われたことだけをやる」働き方では十分な成果につながりにくいと感じていました。だからこそ現在は、コーチングの考え方を活用しながら、一人ひとりが自分で考え、行動できる環境づくりを心掛けています。
問いかけによって考えを引き出していくことで、自ら課題を見つけ、解決へ向かう力が育まれます。その積み重ねが個人の成長を支え、組織全体の力にもなっていくと感じています。
――どのような方と一緒に働きたいですか。
自分の考えを持ち、「こうしたい」「こうなりたい」という意思を持って行動できる方です。
また、仕事そのものにやりがいや楽しさを見出し、自ら成長しようとする姿勢も大切だと思っています。
外国人雇用支援という新たな挑戦
――現在取り組まれている外国人雇用向け研修事業について教えてください。
現在、新たな取り組みとして外国人を雇用する企業向けの研修事業を進めています。
これまで結婚相談業では、さまざまな国籍や文化的背景を持つ方々との出会いを支援してきました。結婚を希望していても出会いの機会に恵まれない方は少なくなく、国際結婚はそうした方々に新たな可能性を広げる選択肢の一つだと感じています。
一方で、多くの方と関わる中で、日本人と外国人ではコミュニケーションの取り方や価値観に違いがあることも実感してきました。日本人は相手の気持ちを察することを大切にする傾向がありますが、外国人は自分の考えや気持ちを言葉で伝えることを重視する方が多いんです。
そのため、日本人同士であれば自然に伝わることが、外国人には十分に伝わらない場面も少なくありません。実際にそうしたすれ違いを数多く見てきたからこそ、外国人スタッフへの伝え方や信頼関係の築き方を企業の皆さまにお伝えしていきたいと思っています。
――研修事業の今後の展望や、大切にしていることを教えてください。
これからの日本では、外国人の方々と一緒に働く機会がさらに増えていくはずです。異なる文化や価値観への理解を深めながら、企業と外国人スタッフの双方が気持ちよく働ける環境づくりを支援していきたいですね。
また、研修においてもコーチングの考え方を取り入れています。知識をお伝えするだけではなく、参加者自身が考え、一歩踏み出せる内容を大切にしています。
「今日の研修は楽しかった」で終わるのではなく、「明日からこうしてみよう」と自然に行動が変わる。そんな研修を目指しているんです。
誠実な関わりと神社巡りが原点
――影響を受けた人物について教えてください。
会社員時代の上司です。
その方は非常に誠実で、私の良いところを見つけては声をかけてくださいました。単に指示を出すだけでなく、部下の成長を支援する姿勢に大きな影響を受けています。
現在の私が人の強みを引き出すことを大切にしているのも、その上司との出会いが原点になっています。
――休日のリフレッシュ方法を教えてください。
神社巡りです。
神社で過ごす時間は、日常から離れて自分自身と向き合う大切な時間になっています。静かな環境の中で気持ちを整え、感謝の気持ちや今後の目標を見つめ直すことで、新たな活力を得ています。経営においても心を整えることは大切だと感じています。
神社巡りは私にとって、不思議な体験をする中でエネルギーやパワーのリフレッシュや自分自身をリセットし前向きな気持ちを取り戻す大切な習慣になっています。