人生は一度きり――誠実な営業で価値を届ける、セールストリビュートの挑戦
株式会社セールストリビュート 代表取締役 田代 智毅 氏
株式会社セールストリビュートは、営業代行、営業組織コンサルティング、営業コーチングを通じて、企業の営業課題の解決を支援しています。単に営業活動を代行したり助言を行ったりするのではなく、顧客と伴走しながら成果につなげる姿勢を大切にしていることが特徴です。その根底には、「本質的に価値を届ける」というミッションがあります。創業の背景や経営への思い、組織づくり、そして今後の展望について、代表の田代智毅氏に伺いました。
誠実な営業で、本当に価値あるサービスを届ける
――現在の事業内容や特徴について教えてください。
現在は営業代行、営業組織コンサルティング、営業コーチングの3つの事業を展開しています。
営業代行では単に営業活動を代行するだけではなく、受注まで責任を持って伴走します。営業組織コンサルティングでは企業の営業チームの中に入り込み、営業部長や経営者の右腕のような立場で組織づくりを支援しています。また営業コーチングでは、営業スキルだけではなく、営業パーソンとしての考え方や姿勢まで含めて、一人ひとりに寄り添いながら成長を支援しています。
どの事業でも共通しているのは、お客様に寄り添う姿勢です。評論するだけ、アドバイスするだけではなく、一緒に汗をかきながら成果を目指すことを何より大切にしています。
――会社の理念やビジョンについて教えてください。
ミッションは「本質的に価値を届ける」です。大切にしているのは「価値の届け方」です。
世の中には素晴らしいサービスが数多くありますが、それが十分に伝わらず、必要な人へ届いていないケースが少なくありません。営業の役割は、ただ売ることではなく、本当に必要な価値を正しく届けることだと考えています。
ビジョンには「素晴らしいサービスが世界を輝かせる」という思いを掲げています。その実現のために、まずは営業という領域から価値を届ける支援をしていきたいと考えています。
また、価値観として掲げているのが「セールスとは誇り高く」です。やましいことは一つも無く誇りを持って、誠実に向き合った結果として選ばれる営業を追求しています。
経営判断の軸は「共感」と「誠実さ」
――会社を立ち上げた経緯を教えてください。
起業を決意した大きなきっかけは、祖父の死でした。その出来事を通して、「人生は想像以上に短い」ということを痛感し、自分も夢を先延ばしにせず挑戦しようと決意しました。
もともと幼い頃から「社長になりたい」「自分の力で人生を切り拓きたい」という思いは持っていましたが、一歩を踏み出せずにいました。しかし祖父の死を機に、自分の人生を後悔なく生きたいという思いが強くなり、起業を決断しました。
――仕事をする上で大切にしている価値観は何でしょうか。
経営判断で最も重視しているのは、相手の共感を得られるかどうかです。お客様やパートナー、取引先に共感していただけることが、会社を応援してもらえる理由になると考えています。
もう一つ大切にしているのが、公明正大で誠実であることです。
営業では、自分に都合の悪い情報を隠した方が契約につながる場面もあるかもしれません。しかし、そのような判断は決してしません。メリットだけでなくデメリットもきちんと伝え、お客様自身に判断していただくことを徹底しています。
目先の利益ではなく、信頼を積み重ねることが長期的な会社の成長につながると考えています。
――これまでで印象的だった出来事はありますか。
人生の転機になったのは、「バディカ」の中野さんとの出会いです。YouTubeを通じて仕事への向き合い方に触れ、「人生は一度きりだから、今すぐ挑戦すべきだ」という考え方に大きな影響を受けました。
当時は会社員として管理職を務めていましたが、将来が何となく見えてしまい、惰性で働いている自分がいました。しかし、その姿勢ではいけないと気づき、仕事への情熱を取り戻しました。その後、営業成績も向上し、「やはり自分で会社をつくりたい」という思いが強くなりました。
そのタイミングで祖父の死という出来事も重なり、起業へと踏み出す決断につながりました。
人が気持ちよく働ける組織を目指して
――組織運営で意識していることを教えてください。
一つ目は、みんなが気持ちよく働けること。二つ目は、のびのびと力を発揮できること。そして三つ目は、ワクワクしながら仕事ができることです。
お客様へ価値を届けることが最終的な目的ですが、そのためには働く人自身が前向きで、自分の意思で行動できる環境が必要だと考えています。
――どのような人と一緒に働きたいと考えていますか。
一番重視しているのは「いいヤツ」であることです。
「いいヤツ」の定義として人に優しくできること、嘘をつかないこと、そして元気よく挨拶ができ、周囲を明るくできる人と一緒に働きたいと思っています。
営業スキルや経験は後から身につけることができます。
東京進出を新たな挑戦の舞台に
――今後の展望や挑戦したいことを教えてください。
現在は仙台を拠点に東北エリアを中心として活動していますが、今後は東京への進出を目指しています。日本で最も大きなマーケットである東京で、自分たちが培ってきた営業代行や営業組織コンサルティングの力を試したいと考えています。
競争が激しい環境だからこそ、自分たちもさらに成長できるはずです。新しい仲間や取引先との出会いを通じて、より強い会社へ成長していきたいと思っています。
一方で、その挑戦における最大の課題は自分自身だとも考えています。より大きな市場で挑戦することへの不安はありますが、その不安を乗り越えられるだけの実力とマインドを身につけることが、経営者として最も重要な成長課題だと捉えています。
家族との時間が、次の挑戦への力になる
――仕事以外でのリフレッシュ方法を教えてください。
休日は家族と過ごす時間を何より大切にしています。
仕事を完全に忘れることは難しい立場ではありますが、家族と一緒にいる時間は、できる限り仕事から離れ、子どもたちや家族との時間に集中するよう心掛けています。
子どもたちの笑顔や家族との時間が心を癒やし、また新たな挑戦へ向かうエネルギーになっています。これからも誠実な営業を軸に、人と向き合い、本質的な価値を届ける企業として成長を続けていきます。