婚活経験者だからこそできる伴走支援を――MORE HAPPINESSが叶える幸せな結婚
株式会社MORE HAPPINESS 代表取締役 岩﨑 佳子 氏
株式会社MORE HAPPINESSは、「すべての結婚したいという人の夢を叶える」という想いを掲げ、結婚相談所事業を展開している企業です。代表を務める岩﨑佳子氏は、自身も長年婚活を経験し、利用者として悩みや不安を抱えた過去を持つからこそ、単なる出会いの提供ではなく、一人ひとりの人生に寄り添い、成婚まで伴走する支援にこだわってきたといいます。本記事では、岩﨑氏に創業の経緯や事業の強み、今後の展望などについて詳しく伺いました。
目次
自身の経験から生まれた、“本当に必要とされる結婚相談所”
――現在の事業内容や特徴について教えてください。
当社は、結婚したいと願う方々の夢を叶えるための結婚相談所です。単に会員様同士を引き合わせるだけではなく、ご入会からご成婚まで、その方に合った婚活方法を一緒に考えながら進めていくことを大切にしています。さらに、婚活において本当に自分に合うパートナーを見つけるための自己分析や、その方の価値観・魅力を引き出すための丁寧な解説にも力を入れております。 活動中の不安や悩みに寄り添い、前向きに婚活を続けられるよう支えることも、当社の重要な役割です。
――この事業を始めたきっかけは何だったのでしょうか。
私自身、7年間にわたる婚活を経験し、2社の結婚相談所に入会していました。しかし、当時は十分なサポートが受けられたとは言い難く、自分で右往左往しながら活動するしかありませんでした。どう動けばよいのか分からないまま時間だけが過ぎ、よいご縁に恵まれず退会した経験があります。
その後、私自身が結婚したことを機に退職を考えていたところ、勤務先の社長から婚活事業の立ち上げを打診されました。そこで業界について調査してみると、「大手相談所は会員数が多い反面サポートが薄く、地域密着型の仲人相談所は親身な支援がある一方で紹介人数が少ない」という課題が見えてきました。
それならば、「出会いの数」と「手厚いサポート」の両方を兼ね備えた相談所があれば、多くの人がもっと早く幸せな結婚に近づけるのではないか――そう考えたことが、この事業の原点です。
売上よりも、人に寄り添う支援を
――独立されるまでには、どのような歩みがありましたか。
最初に立ち上げた結婚相談所では、約10年間、代表として運営を任されていました。多くの会員様のご縁を見届ける一方で、企業としては売上や数字を求められる場面も少なくありませんでした。
もちろん、経営に数字は欠かせません。しかし私が一番大切にしたかったのは、「この方にとって本当に幸せな未来は何か」「どうすれば前向きに婚活を続けられるか」という視点でした。もっと寄り添いたい、もっと一人ひとりに合わせた支援がしたい――その想いと、組織の方向性とのあいだに、少しずつズレが生じていきました。
心身の負担も重なり、一度現場を離れる決断をしましたが、そのときに業界のベテラン仲人の方々から「もう一度一緒にやろう」「岩崎さんにはこの仕事が天職だと思う」といった声をかけていただいたんです。さらに協会関係者からも後押しを受けたこともあり、再びこの道に戻ることを決意しました。
東海から全国へ――次の成長に向けた組織づくり
――現在の体制について教えてください。
現在、メインカウンセラーは私一人で担当しています。事務やシステム面では業務委託スタッフにも支えられていますが、会員様への本格的なカウンセリングは私が中心です。
これまで東海エリア密着で活動してきましたが、現在はオンラインで全国対応しています。場所に関係なく、必要としてくださる方にサービスをお届けできる時代になりました。実際に、関東を中心に東海地域以外の方も会員として在籍されています。
――今後の展望についてはいかがでしょうか。
私一人で対応できる人数には限界があります。また、もし私に何かあったときに、会員様への支援が止まってしまってはいけません。そこで今は、カウンセラーの採用を進めているところです。求めているのは、単に業務をこなすのではなく、会員様の幸せに本気で向き合える人材です。
愛知・東京エリアを中心に体制を整えながら、将来的には東京支店を開設する展開も視野に入れています。3年後には現在の売上の3倍を目指し、理念を守りながら着実に成長していきたいと考えています。
業界全体の価値を高め、“結婚したいなら相談所へ”が当たり前の社会へ
――会社としての最終的な目標はありますか。
会社単体の規模拡大だけが目標ではありません。私が本気で取り組みたいのは、結婚相談所業界全体のイメージアップと質の向上です。
現在、仲人向けの勉強会にも携わっており、相談所運営者同士が学び合える場づくりにも参加しています。経験豊富な仲人同士で知見を共有し、業界全体のレベルを上げていくことが、結果として利用者の幸せにつながると考えています。
――なぜそこまで業界全体を考えるのでしょうか。
「結婚したいなら、まず結婚相談所を検討しよう」――そんな選択肢が自然に根づく社会になれば、幸せになる人はもっと増えると思っているためです。
結婚相談所に対して、昔のイメージを持っている方もまだ少なくないでしょう。しかし、現代においては、安心・安全に真剣な出会いを求められる場所として、大きな価値があるところです。本人確認や各種証明書の提出があるため、信頼性の高い出会いが得られます。
――最後に、読者へのメッセージをお願いします。
中小企業の経営者の方に、「社員の幸せを本気で考えるなら、結婚相談所との提携を福利厚生として導入してほしい」とお伝えしたいです。
実際に、社員様の入会金を会社が負担してくださった経営者の方もいらっしゃいます。社員が結婚し、家庭を持ち、子どもが生まれると、仕事への責任感や意欲は大きく変わります。人生が安定することで、仕事にもより前向きに取り組めるようになるでしょう。
人材不足や定着率向上が課題となる時代だからこそ、給与や制度だけではなく、人生そのものを支える福利厚生が求められているのではないでしょうか。社員の幸せは、企業の力になります。結婚支援という新しい福利厚生の形を、ぜひ一度考えていただければうれしいです。