笑顔をつなぐイベントづくり――人との縁から生まれたRemileの挑戦
株式会社Remile Ceo / Event Director 新山 敦也氏
株式会社Remileは、イベントの企画や制作、運営を手掛ける企業です。コンサート運営から企業パーティー、プロモーションイベントまで幅広く対応し、企画から運営までをワンストップで提供しています。本記事では、Ceoの新山敦也氏に、事業の特徴や経営に対する考え方、今後の展望などについて伺いました。
イベントを通じて笑顔を生み出す
――現在取り組まれている事業内容について教えてください。
現在は主に2つの会社を運営しており、そのうちの1つが株式会社Remileです。Remileでは、イベントの企画や制作、運営を行っており、コンサートの運営から企業の周年パーティー、各種プロモーションイベントまで、さまざまなイベント現場に対応しています。
ひとくくりにイベントといっても、その種類や規模、求められる演出は大きく異なります。音楽イベントのようなエンターテインメント性の高いものから、企業イベントのようにブランディングや交流を目的としたものまで幅広くあります。当社ではそうした多様なイベントに対応できる体制を整えています。
――御社の強みはどのような点にありますか。
イベントの企画から運営までをワンストップで対応できることが大きな強みです。
イベント業界では、企画会社と運営会社が分かれているケースも少なくありません。しかし当社では企画段階から実際の運営まで一貫して関わることが可能なため、スムーズなイベント運営につながっています。
また、コンサート系のイベントから企業イベントまで、さまざまな現場を経験してきたことも強みの一つです。イベントのジャンルにとらわれず、柔軟に対応できる点が当社の特徴だと思います。
人との縁から始まった経営者の道
――経営の道に進まれたきっかけを教えてください。
私の場合、一般的な経営者とは少し違う経緯かもしれません。もともとは、自分から経営者になろうと思っていたわけではありませんでした。
以前はイベント会社で働いていたのですが、コロナ禍の影響で所属会社が厳しい状況になりました。そのタイミングで退職することになった際に、当時のクライアントの方々や一緒に働いていたスタッフたちから、「会社をやったほうがいい」と後押ししていただいたんです。クライアントからは「新山がいないと仕事が回らない」と言っていただき、スタッフたちも一緒にやりたいと言ってくれました。その流れから、コロナ禍のタイミングで起業することになりました。
ですので、自分の意思というよりも、人との縁によって経営者になったという感覚が強いです。だからこそ、人と人とのつながりを大切にした経営をしていきたいと思っています。
イベントに関わるすべての人を笑顔に
――御社の理念やビジョンについて教えてください。
会社名である「Remile」そのものが理念を表しています。Remileという名前には、「リレーショニングスマイル」や「リーダーシップスマイル」といった意味を込めています。笑顔をリレーしていくこと、そして笑顔の先頭に立つ存在であること、この2つの想いがこの社名に込められています。
イベントを通して、クライアントやスタッフ、そしてイベントに来てくださるお客様まで、関わるすべての人を笑顔にしたい――それが当社の基本的な考え方です。
また、「Re」には「繰り返す」という意味もあります。笑顔を生み出す取り組みを一度きりで終わらせるのではなく、繰り返し積み重ねていくことによって、より大きな価値を生み出していきたいと思っています。
――社内のコミュニケーションで大切にしていることは何でしょうか。
イベントの仕事は、どうしても仕事だけの関係になりがちです。しかし当社ではそうならないように、社員同士で遊びに行ったり、旅行をしたり、仕事以外でも一緒に時間を過ごすことを大切にしています。なぜなら、一つのイベントを作り上げるためには、チームとしての一体感が非常に重要だからです。
最近は、社内で「ピックルボール」というスポーツを始めました。アメリカで人気が高まっているスポーツで、バドミントンコートで行うテニスのような競技です。卓球に近いラケットを使い、初心者でもすぐに楽しめるのが特徴で、社員みんなでプレーしてリフレッシュしています。
また、社員一人ひとりが独立できるほどのレベルを持った組織であることを目指しているため、それぞれが主体的に考え、責任を持って仕事を進められる環境づくりを意識しています。「そんなレベルの社員だからこそ働く意味がある」と思ってもらえるような組織でありたいです。
――採用や育成で重視しているポイントを教えてください。
一番大切にしているのは、人への気遣いができるかどうかです。仕事のスキルよりも、人としてどう行動するかを重視しています。誰かに迷惑をかけていないか、この行動は誰のためのものなのか――そうしたことを考えられる人であることが大切です。
ですので、仕事のやり方を教えるというよりも、人としての考え方や道徳的な部分を伝えることのほうが多いかもしれません。人を大切にできる人であれば、自然と良い空間が生まれ、それがイベントの成功にもつながると考えています。
人間力の向上と新しい挑戦に向き合う
――現在の課題は何でしょうか。
今一番考えているのは、自分自身の人間力をどう高めていくかということです。どうすれば人が喜んでくれるのか、どうすれば関わる人が豊かになれるのかといったことを常に考えています。
自分と関わった人が幸せになってほしいという想いがあり、そのためには自分自身の器を大きくしていく必要があります。多くの人と関わりながら、人としての成長を続けていきたいと思っています。
――今後の展望について教えてください。
今後は、自分自身を表に出していく動きが増えていくと思います。認知度を高めながら、自分たちにしかできないイベントを作っていきたいと考えています。
そのためにも、これまでにないような新しいアイデアや、日本で新しい動きとなるような企画を生み出していきたいです。SNSなどを活用しながら発信力を高め、そこから企業のプロモーションや新しい取り組みにもつなげていく予定です。