挑戦する人にAIの活用で時間と挑戦の機会を届ける――SakAI Nexusが描く新しい働き方

株式会社SakAI Nexus 代表取締役 堺 彬氏

株式会社SakAI Nexusは、生成AIを活用した業務効率化支援やコンテンツ制作支援、AI導入コンサルティングなどを手がける企業です。急速に進化するAI技術を、単なる流行ではなく「働き方を変える実践的な手段」として社会に広げることを目指し、個人・法人を問わず幅広く支援しています。本記事では、代表の堺彬氏に、創業の背景や事業への想い、そしてAI時代に必要とされる経営のあり方などについて詳しく伺いました。

AIを学ぶだけで終わらせない、実践まで導く伴走支援

――現在の事業内容について教えてください。

当社では、生成AIを活用した業務効率化支援を中心に事業を行っています。たとえば、日々の事務作業や資料作成、コンテンツ制作、情報整理など、時間がかかりやすい業務をAIで効率化し、より重要な仕事に時間を使える環境づくりをお手伝いしています。

当社の支援の方法は、一つではありません。AIの活用方法を学びたい方向けには研修や講座という形で導入支援を行っていますし、学ぶ時間が取れない方には、実際に使える業務効率化アプリの開発・提供も行っています。最近では、企業全体としてAIを取り入れたいという相談も増えており、導入コンサルティングにも力を入れています。

AIに興味はあっても、「何から始めればいいかわからない」「AIを導入したものの、活用できていない」という声は非常に多く聞かれます。そうした方々に対して、現場で本当に使える形まで落とし込むことを大切にしています。

――他社にはない強みはどのような点でしょうか。

一番の強みは、「AIを導入して終わり」ではなく、使いこなせる状態になるまで伴走する点です。

この業界では、短期間で学べる講座やノウハウ提供型のサービスも多くあります。それ自体は価値のあるものですが、AIは進化のスピードが非常に速く、数カ月前の知識がすぐ古くなることも珍しくありません。そのため、短期的に知識だけを学んでも、現場で継続的に成果を出すのは難しいケースがあります。

そこで当社では、半年から1年単位で継続的に支援し、その企業や個人に合った使い方を一緒に構築していく形を重視しています。最終的には、支援を受けた方自身が社内や周囲にAI活用を広げられる状態まで育てていきたいと考え、「どのツールが適しているのか」「どういった業務から着手すべきか」「AIエージェントをどのように活用するか」など、状況に応じて柔軟に提案しながら支援を進めます。

限界を感じたときに助けになった、AIという存在

――会社を立ち上げた経緯を教えてください。

私は、もともとは葬儀関係の花屋で働いていました。花の仕事自体は好きでしたが、それをそのままビジネスとして続けることには違和感もあり、自分なりの道を探していた時期がありました。

その後、「東京に出ていつか会社をつくりたい」という想いは持っていたものの、当時はビジネスの知識も経験もなく、何をすればいいかわからないという状態でした。ちょうどそのころ、親が倒れたこともあり、いつでも動ける働き方の必要性を強く感じてもいました。場所に縛られず、何かあればすぐ駆けつけられる仕事がしたいと思ったんです。

そこで挑戦したのは、未経験でも始めやすかったWebライターの仕事です。在宅で働ける環境は得られましたが、続けるなかで、自分一人の力だけでは収入にも時間にも限界があると感じるようになりました。努力しても超えられない壁が見えたような感覚でした。

そんな時に出会ったのが、AIです。本格的に活用し始めると、仕事時間は半分になり、収入は倍になるという変化を経験しました。そしてこれは単なる便利ツールではなく、人生そのものを変える可能性があると感じました。

ちょうど息子が生まれるタイミングでもあり、家族のためにも時間と収入の両方を確保したいと思っていた時期でした。その課題を解決してくれたのがAIだったからこそ、この価値をもっと多くの人に伝えたいと思い、会社を立ち上げました。

AIで生まれた時間を、人との関係に使ってほしい

――理念やビジョンには、どのような想いがありますか。

自分自身、働き方や将来への不安、収入の限界など、さまざまな悩みを抱えてきました。だからこそ、同じように悩んでいる人に対して、「別の選択肢がある」と伝えたい気持ちがあります。

AIを活用すると、学ぶ時間や行動する時間、挑戦する時間をつくり出しやすくなります。やりたいことがあっても、時間がない、お金がない、余裕がないという理由で止まってしまう人は多いと思いますが、その状況を変える一つの手段として、AIは非常に有効です。

ただ私は、AIにすべてを任せればいいとは思っていません。最終的な判断や人との信頼関係づくりは、人間にしかできないことです。だからこそ、AIに任せられることはAIに任せ、人は人にしかできないことに集中してほしいと思っています。

会話をすること、誰かを気にかけること、新しい出会いをつくること――そうした時間を増やすことが、これからの時代にはより重要になると考えています。

経営者こそ、AIを右腕・左腕にしてほしい

――今後取り組みたいことを教えてください。

AIエージェントの実装をさらに進めていきたいです。すべての業務を置き換えるのは難しくても、8~9割の業務をAIが担える状態は十分目指せると考えています。

そうなれば、経営者や現場の方々はよりと意思決定や人材育成、顧客対応、新規事業など、本来注力すべき領域に時間を使えるようになるでしょう。私はそこに大きな可能性を感じています。

一方で課題となっているのは、AIに対する個人間の理解度の差が非常に大きいことです。本当はもっと先の活用方法まで伝えたいのですが、基礎理解の差によって、情報格差が生まれていると感じています。

だからこそ、今後は自分一人で伝えるのではなく、知識を共有し、一緒に広げてくれる仲間を増やしていきたいです。教えられる方が増えれば、その先でAIを活用できる方も増えるはずで、そうしたよい循環をつくっていきたいですね。

――最後に、経営者の方へメッセージをお願いします。

私は、経営者の方には生成AIを単なる話し相手や便利ツールとしてではなく、会社の右腕・左腕として見ていただきたいと思っています。

どうしても「AIを導入すると儲かる、売上が上がる」といったような話に目が向きがちな方もおられるかもしれませんが、私が本当に価値を感じているのは、「時間が生まれること」です。その時間で、社員と向き合うこともできますし、お客様との関係づくりにも使えます。新しい挑戦に踏み出す余白も生まれるでしょう。

人を大切にしたい経営者の方ほど、AIを活用していただきたいです。業務に追われる毎日から少しでも抜け出し、本当に大切な人や時間に向き合える経営をしていただけたらと思います。

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