現場に立ち続ける経営――コンストラクティブ合同会社が描く「優れた文化」とUXのかたち

コンストラクティブ合同会社 代表 松岡将氏

コンストラクティブ合同会社は、Web開発を中心にUI設計やデータベース設計を手がける企業です。2018年の設立以来、代表の松岡将氏は自ら開発現場に立ち、クライアントと向き合いながら事業を展開してきました。技術者としての経験を背景に、「優れた文化を創る」というミッションと「優れたUXで顧客満足度を向上する」というビジョンを掲げ、実務に根ざした価値提供を追求しています。本記事では、創業の経緯から今後の展望まで、その歩みを伺いました。

技術者としての経験が導いた創業と事業

――まず、御社の事業内容について教えてください。

コンストラクティブ合同会社は2018年に設立し、Web開発を中心に事業を展開しています。UI設計やデータベース設計、広告デザイン制作、音楽プロダクション制作も掲げていますが、主軸はWeb開発です。特に画面表示に関わる領域や、データベースと連携した設計に強みがあります。

もともとはDTPなど広告デザインの分野からキャリアをスタートし、その後Webへと領域を広げてきました。現在、クライアントの開発現場に出向し、コミュニケーションを取りながら施策を進めるシステムエンジニアリングサービスを提供しています。会社としてはまだ小規模で、現時点では一人で運営していますが、自ら現場に立つことで、実践的で価値あるサービスを提供できていると感じています。

――これまでのご経歴と、会社設立に至った経緯を教えてください。

2011年に音楽業界・芸能分野で制作担当としてインターンからキャリアをスタートし、その後フリーランスとしてDTPデザイン、Webデザイン、Web開発の業務に携わってきました。

約7年間フリーランスとして活動する中で、自身のスキルの向上を実感するようになり、「会社としてやってみよう」という思いから、2018年にコンストラクティブ合同会社を設立しました。

設立後は、大手リテールのECサイトにおける顧客管理システムを活用したアンケートやポップアップなど、ユーザーインターフェースの設計に携わっています。あわせて、画面表示に関わるデータベース設計にも携わり、顧客情報や商品一覧、売上ランキングといったデータの設計・連携も担当しています。

現在もWeb開発の現場に出向し、クライアントとコミュニケーションを取りながら施策を進めるシステムエンジニアリングサービスを提供しています。代表でありながら現場にも立ち続け、事業の成長に直接関わっています。仕事においては、親切・丁寧に、誠心誠意対応することを大切にしています。

「優れた文化を創る」という理念と経営観

――御社の理念やビジョンについて教えてください。

会社としてミッション・ビジョン・行動指針を定めています。ミッションは「優れた文化を創る」ことです。自分の仕事自体を文化的なものだと捉えており、その価値を高めていくことが重要だと考えています。

ビジョンは「優れたUXで顧客満足度を向上する」ことです。UXとはユーザーエクスペリエンス、つまり利用者の体験を指しますが、その体験をより良いものにしていきたいという思いがあります。

また行動指針として、「より良い社会を願い、改善を続ける」という価値観を掲げています。クオリティを高めていくことで、結果的に会社の成長にもつながっていくと考えており、そうした姿勢を大切にしながら日々の業務に取り組んでいます。

――経営の道に進まれたきっかけや背景について教えてください。

技術者として現場で仕事を続けていく中で、上流工程が見えにくいことに課題意識を持つようになりました。どのように意思決定がなされているのか、プロジェクト全体がどのように動いているのかを理解したいと考えるようになったのがきっかけです。

そのため、就職して学ぶ選択肢もありましたが、自ら会社を立ち上げた方が早いと考えました。実践を通じて上流工程に関わることを選び、経営という立場から事業に向き合っています。

――経営判断の軸となる価値観について教えてください。

これまでインディペンデントなアーティストと多く関わってきました。その中で、そうした方々からお金をいただくことが、必ずしも良い結果につながらないケースもあると感じました。

その経験から、収益は自分より規模の大きな企業との取引で確保し、クリエイティブな領域に関わる個人とは別の形で関係を築くという考え方を持つようになりました。誰とどのように仕事をするかという点は、重要な判断軸になっています。

組織づくりへの考え方と求める人材像

――今後の組織づくりについてどのように考えていますか。

現在は一人で運営していますが、将来的には組織としてやっていきたいと考えています。まずはしっかりとした事務所を構えて、きちんと仕事ができる環境を整えたいですね。

最近はリモートワークが主流にはなっていますが、個人的には対面でのコミュニケーションも大事にしたいと思っています。同じ空間で仕事をすることで得られるものは、やはり大きいと感じているので、そのような環境をつくっていけたらと考えています。

――採用する場合、どのような人と働きたいですか。

やはり、仕事をしたいと思ってくれる人が良いですね。自分で「やりたい」と思って動いてもらえる方のほうが、命令や細かい指示を出さなくても済みますし、そのほうが良い関係で仕事ができると感じています。主体的に関わってくれる方と、一緒に仕事ができたら嬉しいです。

事業拡大に向けた課題と今後の展望

――今後取り組んでいきたいことについて教えてください。

現在は一人で運営しているので、自分の時間を切り売りしているような状態にはなっています。ありがたいことに平日は継続的にお仕事をいただいている状況です。

今後は土日や祝日も含めて稼働できるような体制を整えて、もう少し対応できる範囲を広げていけたらと考えています。

――今後の課題とその対策についてはいかがでしょうか。

現在は資金調達を見据えて、経理体制の見直しを進めています。融資が可能な状態を整えた後は、次のステップとして採用に取り組んでいく予定です。

一人でできることには限界があるため、組織としての成長を実現するためには人材の確保が重要になると考えています。

影響を受けた人物と日々の過ごし方

――影響を受けた人物について教えてください。

子どもの頃から好きな人物として、松本人志さんの名前を挙げていました。非常にインディペンデントな仕事の仕方をされていて、実力主義で活躍されている点に魅力を感じていました。自分のスタイルを持って仕事をしている姿は、今の自分の仕事観にも少なからず影響していると思います。

――休日の過ごし方やリフレッシュ方法を教えてください。

現在は英語の勉強に取り組んでいます。以前はTOEICを受験していましたが、最近は英検に切り替えて、準2級からスタートし、直近では2級を受験しました。

試験会場では学生に混じって受けることも多く、少し不思議な感覚もありますが、そういった環境も含めて楽しみながら取り組んでいます。難易度としてもそこまで難しくは感じていないので、今後も継続して取り組んでいきたいと考えています。

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