「伴走する営業支援」で企業の成長を後押しする――ダイレクトヒューマンマーケティングが描く未来
株式会社ダイレクトヒューマンマーケティング 代表取締役 岡村 孝和氏
株式会社ダイレクトヒューマンマーケティングは、経営支援や営業組織、マーケティングセールスコンサルティングの伴走支援を中心に、企業ごとの課題に寄り添った実践的なサポートを行う企業です。コンサルティングにとどまらず、営業活動やイベント運営まで伴走する支援を強みとし、多くの企業の成長を後押ししています。本記事では、代表の岡村孝和氏に、事業の特徴や経営に込める思い、今後の展望などについて伺いました。
目次
企業ごとの強みを引き出し、成果につながるまで伴走する
――現在の事業内容について教えてください。
当社では、経営の伴走支援と営業組織、マーケティングセールスコンサルティングの伴走支援を軸に、それぞれの企業が実践できる環境づくりまでサポートしています。単にアドバイスを行うだけではなく、お客様と同じ目線に立ちながら、一緒に成果を目指していくことを大切にしています。
――事業の強みはどのような点にありますか。
当社の強みは、実際に現場で培ってきた豊富なネットワークと、成果につながる営業・イベント運営のノウハウを生かした伴走支援です。私自身、毎月40回ほどイベントを開催しており、上場企業が参加する交流会も約3年間継続して開催しています。累計では約250社にご参加いただいており、その中で多くの企業とのつながりや実践経験を積み重ねてきました。
広告宣伝や営業活動にコストをかけても成果が出ないというご相談も多く寄せられますが、そうした企業に対して、イベントを活用した集客や営業支援を行い、費用対効果の改善につなげていることも当社ならではの強みです。
――伴走支援では、具体的にどのようなことを行っているのでしょうか。
コンサルティングだけで終わるのではなく、お客様と一緒に現場で動き、成果が出るまで伴走することを大切にしています。
例えば、イベントを開催したいものの運営方法が分からないという企業に対しては、企画だけでなく、集客や当日の運営、フード・ドリンクの手配まで一貫してサポートしています。最終的には、社長や役員だけに頼るのではなく、現場の社員だけでも運営できる体制づくりを目指します。
また、「アドバイスだけではなく、一緒に営業してほしい」というご要望も多くいただきます。そのため、商談への同席や壁打ちを通じて、お客様自身が気づいていない強みを客観的な視点で引き出し、それが相手に伝わる形へ整理しています。2026年からは、受注まで一緒に伴走するサービスも本格的に開始しました。
――理念やビジョンについてお聞かせください。
当社では「失われた30年を取り戻す」というキャッチフレーズを掲げています。
近年、営業の現場では分業化が進み、一人で営業活動全体を担える人材が少なくなりました。その結果、リード獲得やクロージングなど、それぞれの役割に特化する一方で、営業全体を理解して動ける人材は減っていると感じています。
だからこそ、一人でも成果を出せる人材を育てていきたいと考えています。一人ひとりが成長すれば組織も強くなり、その成果は取引先や社会にも広がっていくはずです。そうした好循環を生み出せる会社を目指しています。
「後悔しない人生」を選んだ先にあった起業という挑戦
――起業を志したきっかけを教えてください。
大学生のころから、いつかは起業したいと考えていました。「人生を振り返ったときに後悔のない選択をしたい」という想いが根底にあり、一度は挑戦してみたかったんです。起業には不安もありましたが、タイミングを見極めながら準備を進めていました。
その後、知人から起業の話をいただいたことを契機に、自身が100%出資する会社としてダイレクトヒューマンマーケティングを設立しました。
――経営判断の軸になっているものは何でしょうか。
重視しているのは、「相手にどのような価値を提供できるか」という視点です。
創業当初は、目の前の業務に注力するあまり、自身の考えを十分に言語化できていませんでした。しかし、メンターとの対話を重ねるなかで経営における価値観が整理され、現在の事業方針にもつながっています。
また、創業時には融資や出資を受けることなく事業を立ち上げました。その経験が、これから起業を目指す方々にとって一つの参考になればと考えています。
仕事だけでなく、その人の人生にも向き合う
――組織づくりで意識していることを教えてください。
大切にしているのは、社員一人ひとりの自己実現と、会社の成長を両立させることです。
会社でどのような役割を担いたいのかだけでなく、その人が人生で本当に実現したいことまで理解するよう心掛けています。仕事だけを見るのではなく、その人自身の目標や価値観にも目を向けながら関わることで、組織としても大きく成長できると考えています。
――どのような人と一緒に働きたいですか。
苦しい状況にもきちんと向き合える人です。順調な時だけではなく、大変な状況も経験し、それでも前を向いて歩み続けられる人には信頼を感じます。そうした姿勢は仕事だけでなく、人としても大切な資質だと思っています。
リフレッシュの時間が広げる視野
――休日はどのように過ごされていますか。
昭和歌謡が好きで、カラオケで歌う時間がよい気分転換になっています。特にテレサ・テンさんの楽曲をよく歌います。
また、起業してからは、海外へ行く機会も増えました。東南アジアや台湾を訪れることで、新しい視点や考え方に触れられることも大きな刺激になっています。フィリピンを訪れた際には、自分の視野の狭さを実感し、価値観が大きく変わりました。
人と人とのつながりを広げ、新たな挑戦を支える存在へ
――今後取り組んでいきたいことを教えてください。
今後は、一人ひとりの強みを活かしながら、人がつながる大きな組織・コミュニティを築いていきたいと思っています。人にはそれぞれ得意なことと苦手なことがありますが、強みをかけ合わせることで、一人では生み出せない価値を創出できると感じています。
――最後に、経営をするうえで大切にしていることをお聞かせください。
一人で抱え込まない環境をつくることです。私自身、創業当初は何でも自分一人で背負い込み、がむしゃらに走り続けた結果、心身ともに追い込まれた時期がありました。その経験を通じて、悩みを相談することの大切さを実感しています。
また、自分では気づけない強みも、周囲との対話を通じて見えてくることがあります。だからこそ、経営者同士が気軽に相談し、支え合える環境を広げていきたいです。
これからも、一人で抱え込まず、それぞれの強みを活かしながら挑戦できる環境づくりに取り組み、多くの人が安心して一歩を踏み出せる社会の実現に貢献してまいります。